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noise&randomness

ブラック・スワンを読んで

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質 ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (翻訳)と言う本が数年前に売れました。 ブラックスワン、黒い白鳥です。 白鳥には、稀に黒い白鳥が生まれるそうです。 実際に存在しているのですが、どれくらいの確…

もしもシンデレラの王子様があのデンマークの王子だったら

ある梅雨の日、シンデレラは、アンニュイに悶々としながら肘かけにもたれていました。 あの運命の舞踏会から十年、王子は王になり、シンデレラは王妃となっていました。 しかし、その生活はシンデレラが思うものとは違っていました。 豪華な調度品、きらびや…

もしも桃太郎のお供が案山子・ブリキ・ライオンだったら

十五の年には日ノ本無双の名をとどろかせるようになった桃太郎は、力試しをしたがっていましたから、鬼が島なる未知の魔境の話を旅の商人から聞くや否やおじいさんとおばあさんに暇乞いをして、旅経ちました。 海辺に向かって歩いていた桃太郎は、あぜ道に腰…

民俗学漫談第32回*貨幣の形態の変化

ふと気づいたら、映画でも漫画でもゲームでも翻案(実写化を含む)や二次創作的なものが多い気がしました。テクノロジーが進んで、今現在のデジタル技術で作り直したくなるのかもしれませんし、今現在にふさわしてものとして作り直したくなるかもしれません。…

【解説芸】シンデレラ

シンデレラの話はどういうものであったかな、と『青空文庫』で読んでみました。 水谷まさる シンデレラ まず、冒頭に詩があります。 シンデレラを讃たたう 神につながる心持つ世にも可憐なシンデレラ雨風つよくあたるとも心の花は散りもせず。 魔法の杖の一…

もしもシンデレラの王子様があの印度の王子だったら

ある春雨の日、シンデレラは、アンニュイに悶々としながら肘かけにもたれていました。 あの運命の舞踏会から十年、王子は王になり、シンデレラは王妃となっていました。 しかし、その生活はシンデレラが思うものとは違っていました。 豪華な調度品、きらびや…

仕事の学校

仕事は、「そういうルール」のゲーム。 仕事の先回り 別にお茶だしだの、机を綺麗にしておくだのという話ではなく、仕事の先回りということがあって、自分がまだ経験したことのない仕事を引き受けることになった場合、その時点で勉強を始めるのではなく、す…

読書力

ルロワ=グーランの身ぶりと言葉 (ちくま学芸文庫) を読む。これはおもしろいと、他人にも勧めたくなる。そこで、ふと思う。思い浮かんだ人のうち、この本を自分のように興味深く読める人は、全員ではあるまい。 本を面白く読むにも、「読書力」と言ったもの…

いつか消えそうなモノたち

いつか消えそうなモノたちは、あるものです。 気付くたびにメモしようかと思います。 蝋石 三文判 虫すだく 紙の辞書 人に生まれた以上、との考え。

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民訴族学漫談第31回*宗教とサブカルチャー

前に、 民俗学漫談*宗教のサブカル化 - CheatCut.hatena という漫談をしましたが、今回は、宗教とサブカルチャーについて、漫談をします。 サブカルチャーにおける「聖地巡礼」の現象 漫画やアニメに、現実の宗教施設が登場したり、神仏が登場したりします…

8月15日的な気分。

ようやく、小説が仕上がった。 とりあえず、早稲田文学に送る。 今日から、何をするんだろう。

東京日記

明治神宮の井戸にとびこんだ話 原宿駅で電車を降りて 明治神宮の大鳥居の真んなかをくぐった 鎮まった砂利道を歩いていたら 耳をつんざく音がして 三機の飛行機が急降下した 降りて来ると思ったらおれれ目がけて飛んで来た 恐ろしくなって 近くにあった加藤…

民俗学漫談第30回*七夕

一年には二度の区切りがある 年中行事には、神様にお願い事をするイベントがあります。 願いという漢字は、頭が大きくなるところをかたどったものらしいですね。 共同体の願いは、祭でかけられますが、個人的な願いはどこでしますか。 まず、初詣があります…

民俗学漫談第29回*炭素原子

ネットワークについてです。 ネットワークは、何かと何かを結ぶものなんですが、AとBを結ぶ。 これでは、いわゆるホットラインであって、ネットワークとは呼びません。 では、AとBとCを結んでみる。 AとB、BとC、CとA。 これでネットワークになったんでしょ…

民俗学漫談第28回_現代音楽

現代美術 現代美術もサブカル化しているように見えます。端ばかりつついて、中心がない。 個人的に現代美術はおもしろいと思うんですよ。参加してみたいくらいで。 でも、メインカルチャーとしての美術がどうも前面に出てきませんね。 美しいもの、崇高さで…

漢字を想う

たのしい 楽しい 頭の中ではひらがなの方が楽しいと思ったが、並べてみると漢字のほうが楽しそうだ。楽の成り立ちは、楽の音からきているとおもうが、踊っているように見える。

民俗学漫談*映画

映画と祭 映画ができてから、カーニバルの昂奮がなくなりました。 映画で昂奮するわけです。カーニバルよりも安全ですからね。 映画の形式は、演劇の舞台と同じですね。同じ構造を持っています。 演劇は、祭の再現ですから、映画もその構造を継承している以…

民俗学漫談*学校の形式

学校という代わりを作り出すシステム で、そんなわけで、近代以降、国民国家の成立に合わせて学校を作りました。 その学校という場を作るのに、用いたモデルは、別に寺子屋じゃありませんよ。あれはコンテンツは参考にしたんでしょうが、形式は違います。 学…

民俗学漫談*学校の成立

学校という制度の先鋭化が一つの物に集中させる 学校で、同じ考え、同じ価値観を押し付けて行ったら、皆同じ考えになるでしょう。 言わずもがなで、それが第一にあります。 それよりも深いのは、「仲間外れ」を怖れる心理をあの場が植えつけているからです。…

民俗学漫談*売れるものの集中

便利なメディア 小説が売れない。と。私の話じゃないですよ。 全般的な話です。 小説が売れない、イコール、読まれない。と言うことにすると、まずは、今は、自分を表現する手段、自分の内面を探る手段が増えて、優秀な人たちが文学の側に入ってこなくなった…

グラビアポエム

不思議なことに、グラビアには、なぜか、モデルの写真の脇に詩が添えてある。 これを「グラビアポエム」と呼びますね。とりあえず。 キャッチコピーはキャッコピーとしててあるんですけど、たとえば、モデルの横に、「君と一緒にいられれば、毎日があたたか…

民俗学漫談*年神とサンタクロース

時間的なよみがえり 神社に参拝することは、魂のよみがえりを意味しますが、その空間的なよみがえりの場とともに、時間的なよみがえりの時があります。 そう、正月です。 大晦日から正月に変わるときは、世界が生まれ変わる時なんですよ。 だから、みんな、…

民俗学漫談*神饌

今回の漫談は、神饌(しんせん)です。お供え物ですね。 民俗学漫談のポリシーとして、細かいことを言っても仕方がない。 お供え物のバリエーションを伝えるのが目的ではなくて、お供え物とは、何なのか、それは、どういう行いなのか。ということを漫談します…

民俗学漫談*宗教の世俗化

宗教の世俗化ということがいつの時代にも言われていますが、こんなのは、「最近の若者は」という話と同じです。 宗教は、聖なるものを世俗化したものなんだから当たり前です。 そんなことはわかっているんですよ。 判っている上で、のっていくわけだから。 …

民俗学漫談*マレビト

今回は、思い出話をします。 中野新橋の駅から十分少々歩いたところに「川島商店街」という商店街があります。長さが一キロくらいですかね。端の方は、大江戸線の西新宿五丁目駅の方も近い。いったいいつごろかあるのか調べたことはありませんが、私のこども…

民俗学漫談*蕩尽のバリエーション*ハロウィン

蕩尽とは 蕩尽(とうじん)。民俗学のキーワードの一つです。 浪費の事なんですが、浪費だと、無駄遣いという意味ですね。ほしいままに費やす。ちょっと弱い。浪費家なんていう言葉もあるくらいで、まだ、日常や人間の域を出ない。 蕩尽だと、これはもう湯水の…

民俗学漫談*バレンタインデー

バレンタインデー。ありますよね。 日本では、年間の二割があの日に消費されるらしいですが、もとは、聖ウァレンティヌスの日です。ちなみに、ウァレンティヌスは、実在したか微妙なので、聖人に祀られてはいません。 このウァレンティヌスさん、恋人たちの…

小説;自己忘却セミナー

一 夕方五時の放送が響く。破(わ)れたスピーカーの音に続いて、夕焼け小焼けの曲が流れる。 「何だあの音は!」と男が撥ね上がった。 「何だって、五時だろ」 相手の男はちゃぶ台を挟んで答えた。こちらは心持鉤のある鼻を、スポーツ新聞に向けたままである…

短い小説:幻花燈ーまぼろしのはなのともしびー

good to the taste 蒸篭の縁にからしを塗り添えて肉まんを食べていたら 同じ様に蒸篭に入って肉まんの向うに控えていたあんまんが「たまにはおれにもからしを塗ってくれ」と云う 肉まんをつまむ手を休めて あんまんに眼をやった 「くれ、くれ」 「あんこにか…