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GシャツTパン

ホワイトカラーのシャツを着れば、ボタンの一つがとまっていないのは、私の能力に対して、ボタンの数が多すぎるから。スラックスの後ろのポケットからタグが出ているのは、財布などを出し入れするところにタグがついているから。かつて神職をしていたときに、流浪人のような着こなしをしていたのは、体型が細かったから。スーツを着れば七五三。しかし、他の人びとは同じ現象を引き起こしていないから、原因は別のところにある気がする。
仕事場でのドレスコードがどこの職場にでもあって、厳しい方から「制服着用」「ビジネス」「オフィスカジュアル」「カジュアル」「TシャツGパンOK」と言う具合にある。男性の場合、「ビジネス」は、スーツにネクタイ。「オフィスカジュアル」は、ネクタイをしなくていい。「カジュアル」は、私服でよい。「TシャツGパンOK」は、ほとんどドレスコードがないが、短パンにサンダルはNG。
いま並べたドレスコードで、「TシャツGパンOK」だけ、具体的な服装を示しているけど、「TシャツGパン」は、その具体的な服の種類を超えて、あるべき服装を示す記号となっている。
本来、「カジュアル」の次は「ラフ」なんだろうけど、「ラフ」だと、ジャージや短パンで来る者がいるかもしれない。それを止めるために、「TシャツGパン」という具体的なもので示した記号(コード)を作り出したのだろう。
雇う方もいちいちいち苦心惨憺しているのだろうけど、本来、その人となりを見込んで雇うのだろうから、服装は、本人がその時その場にふさわしいと思う服装を選ばせれば済む気がするけど。
それはそれとして、TシャツGパンは、もともと植民地化にされた人間のスタイルとか言われているけど、「あかん。スーツとかシャレになってない」と自ら自覚している人間は、むしろ着たらいいんじゃないかと思う。私のように。
と、こう言う事を、この間、茗荷谷の居酒屋で酔っぱらいながら話していた。それで、話すうちに、「GシャツTパン」と口から出た。

GシャツTパンって、ひっくりかえっているじゃないですか」

「あ、間違えた」

「Gシャツは、デニムのTシャツですか。Tパンは、Tパンはやばいでしょ」

「かたちがTでしょうからね」

誰か、アクティビィスト系のアーティストが作ったらどうだろう。「コードをひっくり返す」と言う意味で。上下にひっくり返してどうする。物理的に。

また明日。