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小説的就活法

履歴書やエントリーシートをどう書いていいのか。という事はありますね。
私は自分では描いた事は少ないんですが、小説は書くんですよ。
で、小説を書くときに、どうしているかというと、自分の廻りに漂っている言葉を片っ端から紙の上に起こしてゆくという事をしています。
それで、キャラクターや世界観が形になってゆくという事をしています。
就活は、見ず知らずの会社の人に自分をわかってもらうための行為ですよね。
それなら、自分の性質を自分で話せるように、言葉に変換しくちゃならない。
自分がどういう世界観で生きているのか。それは、自分がふだん、どのようなつもりで生きているのか。それを示すことなんですね。
こういう世界に、こういうキャラがいれば、こう動くだろう。こういうだろう。
それと同じで、こういう人なら、こういう仕事ぶりをするだろう。
就活ってのは、自分と、会社をリンクさせるわけなんですよ。リンクしていないのに行と、「何でまた」とか言われてしまいます。経験済みです。

行動原理をどのように確立していくか。これは、自分に嘘をつかない。という事です。好き嫌いをごまかさない。外に出すときには配慮が入りますが。好き嫌いをごまかさない。はっきりさせなくてもいいですが。

outputされたもの(情報)は、自分の事を書いていようが、事務的な事だろうが、既にmedia化されたものである。

自己PRですよ。しなくちゃならないんですがね。
本当は、普段からやっておくといいんですよ。
作家ってのは依頼されていなくても書いてしまいます。対象がなくても。
もちろん、「食ってゆくために」という作家も多いんですが、それはそれでプロフェッショナルですが、そう言う人も書かずにはすまないと思います。
それと同じで、自分をPRするという事も、普段からチャンスと思えばしておく。
自分はこういう考えで、こういうことをしてみた。で、今は、これをしてみたい。
で、自分をPRしてゆくと、コツがわかってきます。これは、皆喜んで聞いてくれる。これは、引く。こういう感じの人は、こういう話に乗って来るな。とか。
慣れですね。

小説の一つの仕事も、頭だけで考えるわけではなく、取材をし、価値を見出し、最後に新たな表現でまとめる。ということをします。物事を分析してから、統合する。

普段からの慣れですね。普段から慣らしておいて、ESに書く。と。
で、みんな、すべて、本当の事を書かなくちゃと思って、書きづらくなる人がいるみたいですか、完璧に正確じゃなくていいんですよ。
というか、完璧に正確な記述とか存在しませんから。
何かの状況を文字にした時点で、フィクションが混ざらずにはすまないんですよ。
これは、世界の法則です。
遠慮せずに書きましょう。
ESに「私」と書きますよね。
書いた時点で、その「私」は、私から離れたフィクションの存在なんですよ。

ストーリーを作った時点で、それはフィクション。
人に見せるわけですから。
料理をしないと。
料理だって、素材に手を加えるから価値が出るんですよ。

書いた自分と書かれた自分というのではなくて、紙に書いた「私」は、他人に見せるための「私」なんですよ。


自分も見せる時は、整えるものです。伝えたいと思うことを料理して出すということです。


実際に書くにあたって

小説でも漫画でも登場人物を決めたら、「キャラクター作り」を行う。
例えば、17歳の高校生。名前。住んでいる場。などを決めたら、行動も考える。例えば、駅前で好きな人にあった時にどういう行動をするのか。好きな食べ物を前にしたときどういう表情をするのか。そういう細かい所を100個くらい考える。そうしてから、ストーリーに入れ込む。
リアルでも「キャラをつくる」などと言って、自分がどういう人物であるかを自ら規定することがありますね。
自分が分からなくなったら、自分の「設定」を作ってみるのはどうでしょうか。

書きづらいという人は、自己PRもレイアウトから考えてみたらどうでしょう。レイアウトが決まっている文章の書き方というものがあって。まず、最後を決める。それは、自分が一番言いたいこと。それを決めたら、それはなぜか。さらにそれはなぜかという具合に書いていく。
たいてい、志望動機が一番上にあって、大学時代に頑張ったこと、長所短所と来て、自己PRと来るけど、これは、テストと同じで、書きやすいものから書いていけばいいんです。あとはそれと矛盾しないよう、さらには、それとリンクできるよう、つまりは、相互に補えるように書いていく。
後は、「てにをは」、それと、日本語の語感としておかしくないか。それと、ネガティブな言葉をポジティブに変えてゆく。
どうしても、ネガティブなことも書く場合もあるでしょう。人間ですからね。便利な言葉ですね。「人間ですから」
ま、言葉を変えればいい。という事です。視点を変えて、別の言葉であらわして、ネガティブなんだけれど、それはそれで魅力的だよね。って思わせる言葉に変えてしまうんですよ。編集です。

同じ人の同じ行動でも、「礼儀正しい」と言えたり、「優しい」とも言えたりする。相手がより笑顔になるには、どちらの言葉を選べばいいのでしょうか。ということです。

そうやって書いて、最後の方は、字数の関係で、少し飛躍した書き方になるかもしれないですね。でも、それはそれで、読む方が一瞬止まるから効果的。なにしろ、あなたのほかにも大量に読んでいるのだから、最初から最後まで滑らかに行ってしまえば、響かないこともある。最後に書いた事がまたはじめにつながるような書き方をすれば、これは、デザインの技法になる。反復の技法ですね。例えば、私は、人の役に立つことが好きなのです。と書いたら、始めの方で、大学時代に頑張ったことのエピソードにつながっていくような書き方。

実際の問題

「ありがとう」と言われて一番うれしかった経験は?
思いつかない場合。
例えば、直接その言葉を言われたわけではないけれど、本質が伝わるものならいいと思います。私の場合、なんでデザインをがんばりはじめたかと言えば、前に知り合いにポスターを頼まれて、その時、少しだけ伝わりやすさを考えて作っていたんだけれど、それを完成させてみせた時にその人が花が開くような笑顔になって、それはとてもうれしかった、その笑顔をまた見たいからデザインを勉強し始めたというのがある。
それは、直接ありがとうの言葉ではないけれど、よろこびを受け取ってさ、それが自分をやる気にさせたターニング・ポイントとなったわけだから、そういうのでもいいんじゃない。
または、何かのやり方を説明してあげて、それが楽しかった。それは、自分の気持ちや自分の事をわかってもらいたいということではなく、世界の仕組みをわかってほしいということ。
そんな感じで。

言葉を増やす

自分を表現するためには、言葉を増やさないといけません。普通の人は。
でも、言葉は自然とは生じません。本を読んだり、人と話したりして、自分の言葉の素(もと)を仕入れてくるんですよ。高級な粽をいただいて、普段自分が食っているのが食事でなく、食餌ということがわかるのと似ていますね。
「学問の楽しみ」よりも、教養がある人との会話の楽しみを。「学者になるための知識」ではなく、「仕事相手との会話のための知識」を。

自己発見とかやるでしょ。あせることはないんです。
人は一生かかって、自分を決定づけるんですよ。自己発見なんて、やりきれるはずがない。常に過渡期にある自分を意識するってことなんです。
文学的に自己を知るということをとらえれば、自分を肯定することに他りませんが。
ゼミでもサークルでも何をやってきたのか聞かれるのは、そこで自分が何をして、何ができて、なにがむずかしかったのか、分析できているかを聞いているんじゃないのかな。

分析の能力も仕事には必要ですからね。

自己分析しているときには、自分を否定しない方がいいですよ。自分を否定する度に、それを片っ端から取っ払う。論理的に、感覚的に。さらに、それを魅力として示してやる。言葉を変えたり、たとえ話をしたり。

就活は義務ではない。就活程度を義務でやる程度の自由しか持っていないのなら、仕事も結婚生活もやがて義務だらけになる。そしてそれはあなたに似合いません。

そもそも、就職というのは、卒業した自分が四月から何をしたいのか。どういう状態でいたいのか。
それを探りながら決めてゆく活動なんですよ。

皆、二十歳くらいの今の自分が「完成形」と思っている。だから、一般職だのIターンだのやりたがるけど、あせらずに。楽な仕事で自分の様子を見るというのも、一つの手なのかもしれませんが。

教養についてですが、同期でも同じレベルとは限らない。本を読んでまともなトークをしないと、脳は成長しません。21歳で成長しきってるわけではないんです。記憶力の問題を言っているんじゃない。脳の構造は日々変わって行く。いつもやっていることに特化していきます。
人は、やりたいこととやりたくないことを両方やって、初めてやりたいことを知るんですよ。これも経験済みです。そこからですよ。スタートは、それまでは人生の下ごしらえなんですよ。

今、自分が何をしたいのか。どういう場所にいたいのか。みんなの場合は、一年後だよね。一年後に自分がどういう人間になっていたいのか。どういう場所にいたいのか。どういう場所で、どういうことをしてみたいのか。そのためには、今の自分、普段、何を見て、何に興味があって、何に向っているのか、それを把握してみると。

面接

面接は、英語でinterviewですね。

そうなると、どうしても「受け答え」という感じになりがちです。

質問されて、答える。

そのパターンになりがちです。

コミュニケーションの根本は「好きな人から認めて貰いたい」ですからね。

人事の人も受け答えを聞きたいのではなくて、あなたとトークがしたいんですよ。

interviewは、inter、viewですね。内面を見えるようにするということです。

そこで、伝わるように自分を整えた上でPRをする。と。

人事の人は、「この人と仕事ができるか」を見ているんです。

 互いに、言葉と行為を示し合い、受け取ったもので、そのつど自分の考えを微調整していくのがcommunicationであり、相互に人格を承認するという事ですから。

仕事はそういうものです。

誰かと話すのは誰かと何かを始めるための第一歩 なんですよ。

人事の人も、普通の人ですからね。ぜひ、口実を与えてあげてください。

上司に「この人は採用した方がいいですよ」と言える口実を。

就活の間はね。会社のためというのをPRするわけですけど、結局は、会社の為じゃなくて、自分のために働くんですよ。そうじゃないと、いくら楽しくても、仕事を辞めた後に虚無状態になります。これは経験済みです。

ほとんどの人は労働なんてしたくないんですよ。

でも、人間が農耕を始めた時点、もっと言えば、石器などの道具を作り始めた時点で、労働が始まってしまいました。未来と引き換えに。

先の事を考えるようになってしまった人間は、同時に不安も抱えるようになりました。不安を消したければ、将来を消すしかない。

ホピ族というネイティブアメリカンの言語は未来形がないらしいですね。

未来の取引をしないそうです。

それはそれとして、皆、のんびり自由にしていたいんでしょうけど、「自由な行為;acting freely」と「行為の自由:freedom to act」という言い方がありまして、自由気ままにしていたら、選択肢が減りますよ。という話です。

就活からして、想い道理に行く人はまれです。仕事もやな字です。

人間の能力は、立ち上がれるということ。しかも、立ち上がった時に何かをつかんでいるということ。それですね。

最後に、一番大事なこと。

自分を魅力的だと思いなはれ。

もうひとつ。

願いは意外と叶います。

願い事は慎重に。自分が今、何を願って動いているのかは、常に意識しないと。自分の根幹を崩すような願いをしていないかどうか。