CheatCut

noise&randomness

クローン雑感

人間と言うのは、人により、見え方が違うのが自然。
誰でも同じような見方になるのは、不自然。
それでなければ、だまされているか、全体主義か、単なる幼稚か、いづれかである。
だから、せめて行動だけ描写しているなら、うけとりかたは、いろいろあるだろうからいいのだが、
いちいち、他のキャラが同じように褒めているのはだんだん嫌気がさしてくる。

 


たとえば、クローンとか、タイムリープとか、そう言う事に哲学が役に立つんであって、
自分の精神の安定のために歪めたって、そりゃ自分では面白かろうが、
読者は読まないだろう。
例えば、愛する人が実はクローンで、全く同じ外見の人がベツにいるとしたら。
とか。そういうのを一般の人にわかりやすくするために、文学は或るのだよ。
クローンは本人の問題もあるが、周りの問題もある。
同じ人間が、二人くらいなら双子がいる。
しかし、そもそもかつては双子さえ不気味な存在と思われていた。
それが10もいたら、人間の脳の識別能力が混乱するだろう。
そして、にんげんは、楽な方を選ぶ。
同士討ちは、人間の得意技。しかも近代に入ってからは。
合理主義のせいか。

心がなければ機械。在れば人間。
闘わせるための「人間」をこの世に生み出すのか。人間が。
「母の情」のない「人間」がどのような心を持つにいたるのか。
クローンは、仏教を鑑みず、魂を簡単に扱い、脳をみくびり、「母」をないがしろにする。

しかも、戦闘のために作られたクローンが戦闘が無くなった後、普通の人間として暮らしていけるのか。

機械に心は宿るのか。
機械学習は、心の芽生えと何が違うのか。
人と触れ合えば、機械さえ心は宿る。

中身が入れ替わったら、それは、別の人になるわけだよな。
周りが気づかない限り。
気づかせないという優しさもあるが。
じゃ、クローンは、別人だろう。
感情なんてない、状況に応じて、それらしい言動を選択しているだけ。
ai搭載のロボットって、小説の登場人物のようだな。
メンテナンスしなければ、エラーが蓄積していく。
クローンは、親子とも言える。
育ての親ではないが、生みの親。

そろそろしゃべれるロボットが出てくる時代。
しかし、人間は、愛玩用に意志を持って喋れるものは望まないだろう。
遺伝子が同じでも、環境によって、顔立ちも変わるとか、双子だってアイデンティティーを保てているというのは、名前が違うから。
クローンがアイデンティティーなんてないのは、名前が同じだから。
クローンでも心があれば保てるというのは、言葉の力を軽く見ている。

ファンタジー
記憶喪失の人間に、周りが昔の記憶を取り戻させようとすると、
不安に蔽われて自信のない状態なわけだから、
逆に「今の自分は価値がないのだ」と思わせてしまう。
今の自分でいいじゃん、と言ってやることが必要。