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noise&randomness

東照宮へ

あくる日、下今市の駅に行く。

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そこは乗換であり、さらに東武日光駅へ行く。
東照宮は、歩いて行けぬ距離でもないが、晴れて暑いからバスに乗る。

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一番後ろで街並みを眺めつつ乗っているつもりであったが、休日の渋滞で一向にバスが進まない。
終いに運転手がこの先何分かかるかわからないと、今さら言う。
何分かかろうが、せっかく乗ったから乗っていようかと思ったが、バス停二つ、通りに出れば見える距離を20分も30分もかけて進んでいる。
バスに乗ったのは、2時過ぎであったが、人々は今から参拝に行くのであろうか。
これではいつ着くのか知れない。
自分は500メートルほど乗った時点で降りた。
あい変らず暑い。
降りてあるくと、車は進まない。
次の信号で振り返るとバスの姿が見えた。
そこからは、バスと並んで歩く形になり、しだいにバスの背を見る形になり、終いにバスは疾く過ぎ去ってしまった。
東照宮の前を流れている朱塗りの端では着物を着た人たちが立っていて、景色を彩っていた。
東照宮に入ると、世界遺産に指定されているだけあって、入場料を払うだけで10分20分待たされそうである。
自分は、外側を通り、二荒山神社へ向かう。

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現代において、完全に神寂びた雰囲気を保てぬ以上、このような看板があっても何の違和感もない。
こちらでも奥の方に入るには、お代が要るらしく、確か二百円ほど払う。
入った時とは別の道、恐らく南側から降りると、山の方へ行く道の案内が出ている。
すでに4時過ぎであるが、石畳が緩やかな勾配を描いているから、行ってみる。
人もおらず、生い茂る木立の下、涼しさを感じながら、滝を見つつ上がっていくと、それこそ神寂びた社が見えた。

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空気がきれいである。心地よい。
せせらぎを聞きながら、石畳の道をまた別の方から降りる。
30分ほどで東照宮社務所の近くに出る。
5時を過ぎている。
一人で路地を歩くと、小柄な巫女が大きなビニール袋を片手にやはり一人で歩いてくる。
「こんにちは」と言われたから、自分も「こんにちは」と言ってみたが、久しぶりに声を出した気がする。
そのまだ高校を卒業して間もなさそうな巫女との挨拶は、自分になんだか、ものたりたような、ものたりないような、妙な感覚を抱かせた。
来た時は賑わってした正面もいまやまばらで写真もやすやすと撮れた。

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輪王寺国定公園の写真などを撮っているうちに昏くなってきたから戻る。
帰りは初めから歩きである。
すでに7時近い。
電車は、と言えばあと40分近く来ない。

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駅前の土産物屋をはしごし、酒饅頭や揚げ饅頭などを次々と食った。

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徳川デザインのコカコーラを飲みつつ。