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千葉市の動物園に行く

またあくる日、2019年5月19日、あまり遠出もする気が無くなってきた。
自分の旅行は特急券を買わなくて済む電車しか乗らないから、遠いと、4時間も5時間もかかる。
着くのは早くても昼過ぎであるし、帰ってくるのは深夜に及ぶ時さえあった。
鈍行で気ままに行く旅が好きであり、何時にどの席に座らなければならないと指定されるのは億劫である。
加えて、先日の榛名山に踏み迷った事や電車やバスに乗り遅れ、乗り間違いを繰り返すことが少なくない。
自分では冒険をしているつもりはなく、あくまでも標識や地図、または時刻表の案内通りに行動しているつもりであるのに、どうも結果がついてこない。
と、いうわけで、今日は、千葉市の動物園に行く。
街中の管理された場所なら、予定から外れることはない。
千葉駅まで行き、モノレールに乗る。
モノレールは一時間に一本という事はなく、10分程度で来る。
眠たげなモーターの音を聞きながら動物公園駅に着く。

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駅で降りて、陸橋を歩くと、そのまま動物園である。

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入って、右に行くと池があり、様々な鳥もいるらしい。
自分が池の畔に行くと、鯉が次々と押し寄せてきた。口を大きく開け、中には岸辺に乗り上げる勢いで来る鯉もいて、俄かに恐ろしくなって立ち去った。

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立ち去りながら、あれがもし女ならば二枚目俳優やミュージシャンという者はああいう景色を見ているのかとも思った。
ここの動物園は広い。
ライオンもいるし、シマウマもいる。ダチョウも鶴もいる。
フラミンゴもいるし、象もキリンもいる。
そう言えば、シマウマはかなり気性が激しく、家畜化が難しいことをどこかで聞いた気がする。
キリンもあの長い首を利用して頭をハンマーのようにして攻撃するらしい。
そんなことを考えながら、先ほどの押し寄せる鯉を忘れようと、自分はマイペースの亀を見ていた。放り投げられた魚に飛びつくペンギンを見ていた。ただまわりながら歩く山羊を見ていた。うごかぬなまけものを見上げ、背筋を伸ばして座るゴリラを離れて見ていた。

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そうして、閉園になったから、再びモノレールに乗った。
休日のせいか、途中で人々が山ほど乗ってきて、自分はつま先立ちで千葉市内を眺めていた。
千葉の駅に戻る。
今度は千葉市科学館に行く。
7時くらいまで開いているらしい。
モノレールに乗って一駅くらいらしいが、千葉市内もあまり歩いたことがないので、大通りを歩く。
何となく池袋辺りを思い出す。
15分か20分くらい歩くと、科学館が入っている『きぼーる』という近代的な建物に着く。

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確か7階。
直通のエレベーターは昏く、天井には星空をモチーフとしたような飾りがある。

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館内は新しいのか、デザインからして今風で、科学的な遊びを通して学べるようになる。

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一日かけても全部できるかどうかくらいたくさんある。
日曜の夜であるから、人は少ない。
大学生風の二人がエコのコーナーにいるのを見かけたくらいである。
自分は宇宙のコーナーで天体について学んだあと、垂直跳びが測れる機械の前に立った。
昔は、手に石灰を着けてとんだものであるが、今や一度機械の板の部分に手を当てれば後は跳ぶだけである。
説明によると成人男性の平均は53cmとある。
どの辺までの成人なのか知らぬが、自分は中学か高校の時に65cmほど跳んだことがある。
運動をろくにしていないし、この半年ばかり引きこもっていたがまあ50cmくらいは跳べるであろう。
自分は計測スタートのボタンを押し、手を板にあて、膝を曲げて飛んでみた。35cm。
自分は機械の脇で、屈伸したり、手首を動かしたりして見た。
再び飛ぶ。32cm。
それから三度四度飛んでみたが、最高は最初の35cmであった。
自分は機械を離れ、また別の測定装置の前に立った。
動体視力を見る機械である。
画面に出てくる絵を瞬時に見て、正解のボタンを押す。
何問か解いてみたら、どうも良い点数な気がする。余り間違えなかったようでもある。
すると、今日、この機会に挑戦した人々の順位が出てきて、自分は二位との事であった。
自分は視力が弱いのであるが、動体視力は良いらしい。
それがどういうことなのかよくわからぬ。
しかし、自分は結果に満足し、科学館をあとにして、駅までまた歩いて戻り、電車で帰った。